階段の配置は軽視しがちですが重要です。
新居が完成して「さぁ引越しだ!」と喜び勇んでいたら、和ダンス(着物タンス)が階段から運べない事態に陥りました。
わが家のように階段の配置の失敗談として、「引っ越し」の話がよくあります。
この記事では、引っ越しの話も含めて階段の配置で注意すべき3つのポイントを紹介します。
目次
Point 1.階段の幅と周囲の状況を考慮しよう
冒頭の引っ越し話です。
間取りの設計では、和ダンスの幅と階段の幅には十分注意していました。設計さんと図面を何度も確認していたので、引越し当日は安心しきっていて和ダンスのことは頭の中にすらありませんでした。
しかし引越し業者さんから「和ダンスがカーテンレールに激突しました。申し訳ありません」の一言で「WHYっ!?」と一気に動揺してしまいました。
下の写真をご覧の通り、わが家は曲がり階段になっており、和ダンスの前方だけ階段に登る形になるので上に持ち上げながら回転することになります。そのときに和ダンスの後方の天板がカーテンレールにぶつかった次第です。
激突したときの衝撃が大きくカーテンレールが外れるどころか、カーテンレールの土台と一緒に壁までもげそうだったようです。和ダンスの幅に問題なかったのですが、空中にあった突起物まで計算しておらず、これは盲点でした。
階段は幅だけでなく昇り口付近の障害物にも気を配りましょう。
引っ越しだけでなく、将来、大物家電や家具を購入したときに邪魔になる可能性があります。
Point2.階段付近にコンセントを設置しよう
階段の掃除に掃除機を使いたいなら、階段付近にコンセントを設置しておきましょう。
最近ではコードレス掃除機の吸引力も強くなってきましたし、またクイックルワイパーで十分だという家庭もあるかと思いますが、コンセントはたくさんあっても困るものではありません。
コンセントを設置するなら、原則家族しか生活することのない2階が良いと思います。また階段下から死角になる位置に設置しておけば生活感もでないのでお勧めです。
Point3.2階の部屋のドアと階段の位置関係には注意を払おう
あるハウスメーカーの引き渡し前の入居宅訪問に行ったときの話です。訪問先の家では、階段を上った目の前が子ども部屋の入り口になっていました。
写真で見ると分かりやすです。たとえば下のような感じです。
訪問先のご主人の話では、階段を登りきったタイミングで子ども部屋のドアが突然ひらいてヒヤリとしたことがあったそうです。
最悪の場合、その拍子で階段下に転落してしまう可能性もあって心配です。階段と2階の部屋のドアとの位置関係には注意が必要です。
まとめ
階段の配置で失敗しない間取りの3つのポイントを紹介しました。
- 階段上り口は幅だけでなく、周囲の障害物にも気を付けよう
- 階段掃除に掃除機を使うためにコンセントを確保しよう
- 2階の部屋のドアと階段の位置関係に注意を払おう
間取りを検討する上で大切なのは、安全と便利だと思っています。どちらもバランスよく取り入れた間取りって素敵ですよね。