後悔しない資金計画

住宅ローンとマイカーローンの併用によるデメリット

住宅ローンとマイカーローンを併用はできますが借り方によってはデメリットもあります。

住宅展示場で間取りの打ち合わせをしていたときの話です。

雑談で車の買い換えたいという話をしたら、営業さんから「マイカーローンを組むなら家を建てた後にして欲しい」と真顔で忠告されました。

住宅ローンの限度額が減る

住宅ローンの後にマイカーローンという忠告の理由は、住宅ローンの借入限度額が減ってしまうからです。

たとえば、Aさんの年収は650万円です。住宅ローンは年収の6倍までと考えると3,900万円が限度額となります。

家づくりを始める直前に250万円のマイカーローンを組みました。普通に考えるとAさんは3,650万円までならローンを組めると思いますよね。

しかし、銀行で住宅ローンの相談したところ2,900万円と提示されてしまいました。

この差はいったい何なのでしょうか?

住宅ローンの限度額は月々の返済比率で決まる

借入限度額の借入金額ではなく返済比率で決まります。つまり、返済比率とは「収入に対する返済額の割合」です。

下記の計算式で返済比率は求められます。

返済比率 =(初年度の住宅ローン年間返済額)÷(税込年収)

マイカーローンを先に組んでしまうと、計算式にマイカーローンが加味されます。

返済比率 =(初年度の住宅ローンの年間返済額 + 初年度のマイカーローンの年間返済額)÷(税込年収)

式中にある「初年度」という表記がポイントです。

マイカーローンは住宅ローンに比べて、返済期間がおよそ3年~5年と短く借入金額も少ないのですが、返済比率は初年度の返済計画をもとに算出します。

借入金額は少ないですが、返済金額は住宅ローンより少ないか同等くらいになりますので、結果、返済比率が高騰します。

住宅ローンとマイカーローンを併用する場合は、この「返済比率」を理解して検討が必要です。家と車は別だろうと甘くみてしまうと、土壇場で足下をすくわれかねませんので気を付けましょう。

「借りられる」と「妥当なのか」は別問題

堅実な積み立てが大切

住宅購入の前後は金銭感覚が狂いがちです。多くの人がどうせならと車の買い換えされる方も少なくないです。

その際、住宅ローンとマイカーローンの併用は可能ですが、「借りられる」と「妥当なのか」は別問題です。正直、住宅ローンとマイカーローンの併用はお勧めしません。

怪我や病気はもちろんのこと、先行きが不透明な時代なので、給与ダウンや突然のリストラなどのリスクにも備える必要があります。備えがないと最悪の場合、せっかく手に入れたマイホームを手放さなければいない日が来るかもしれません。

住宅ローンの返済は20年から30年の長期間に及びます。車の平均寿命は10年程です。住宅ローンの返済期間中に車の買い換えが1〜2回は発生します。

車の買い換えは想定できることなので、最初から資金計画に折り込んでおくべきです。

たとえば月々2万円の積み立てを続けると10年後には240万円になります。一般的なグレードの車になら、十分に手が届く金額になります。

借り入れるのではなく毎月積み立てしておき一括購入が安心です。積み立ててある現金は万が一のときにも役に立ちます。住宅ローンを借りるからには、しっかりした計画の元で無理のない生活を送りたいものです。

素敵な家づくりになりますように!

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