後悔しない間取り

吹き抜けの大きなFIX窓の怖い話

吹き抜けに大きなFIX窓で光があふれるダイニング、吹き抜けから暖かい光が降りそそぐ開放感のあるリビング、そういった一コマを撮影したカタログやモデルハウスをご覧になったことありませんか?

誰が見ても華やかで真似したくなる間取り、マイホームが欲しいという家族の心をわしづかみです。

でもね、吹き抜けの大きな窓は、現場のプロである監督はおすすめしないそうです。

大きな窓の天敵「熱割れ」

吹き抜け窓のリスク、窓ガラスの熱割れ吹き抜け窓のリスク、窓ガラスの熱割れ

お勧めしない理由は「窓の熱割れ現象」です。熱割れした窓は上の写真のように大きなヒビが入ります。

窓ガラスの熱割れの原因

ガラスは直射日光を浴びると温められた部分が膨張します。一方でサッシに埋め込まれたガラス部分は温度の上昇が少ないです。暖かい部分が膨張して、日光の当たらない陰の部分は変わることはありません。

反発し合う力の許容範囲を超えた時点で熱割れが発生します。

窓ガラスが熱割れの起こす条件

「窓の面積が大きいほど熱割れしやすい」です。

窓の面積が大きくなるほど膨張の量も大きくなるためです。開放感を求めて大きな窓にするほどリスクが高まるわけです。

「カーテンやブラインドを閉めていると割れやすい」です。

季節問わず昼間の日差しは暑いです。そこでブラインドなどを閉めてしまうと、ガラスとブラインドの間に熱がこもり膨張を助長するため熱割れが起きやすくなります。

「ガラス面に部分的に日陰が発生すると割れやすい」です。

温度が上がらないのはサッシの部分だけではないです。電柱や目の前に大きな建物があって、窓の一部が陰になる場合も熱割れが起きやすくなります。

熱割れの一番発生しやすいのは「冬の晴れた日の午前中」です。季節は冬ですが太陽の光は暖かいです。そこにきて冬なので気温が低くサッシ付近の温度が低くなります。そのため温度差が一番大きくなるためです。

吹き抜け窓の入れ替えは高額費用、保証期間を過ぎれば自己負担

吹き抜けの窓交換となると足場が必要です。家づくりの費用で高額なのが足場台です。また大きな窓ですから人力での持ち上げは困難なので、クレーン車のような重機も必要になります。

熱割れが発生したのが、ハウスメーカーや工務店の保証期間内であれば、無償で修理や交換してくれるので費用面では問題はありません。問題なのは保証期間が切れた後です。

当前ですが交換費用は自己負担です。痛い出費になることは間違いありません。

そういった現場を何度も見てきた現場のプロである監督としては、「吹き抜けに大きな窓はお勧めできない」そうです。

窓の話ではありませんが、下記に吹き抜けに関するメリット、デメリットをまとめてあります。

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現場に近い人に間取りを確認してもらおう

今回、記事で紹介した熱割れ現象を知らない設計士は少なくありません。見た目だけで机上の空論ですね。もしチャンスがあれば、建築の際に現場を担当してくれる予定の監督に作成中の間取りを確認してもらえると安心です。

思いがけないアドバイスがあるかも知れません。

素敵な家づくりになりますように!

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